第5回森の音楽会の報告(12日(土)13時)
白井市平塚・神々廻両地区で里山保全活動のモデル事業を始めて10年半、樹林地の整備活動、耕作放棄地の生産農地復元活動と同時に、里地里山の良さ、大切さを多くの市民に知ってもらう活動として、手入れしたフィールドに市民やこどもに来てもらうための市民交流事業を行っています。
市民交流事業の最大のイベントは「森の音楽会」で、今回で5回目を迎えました。主催者あいさつで河合理事長が「平塚の里ベースキャンプでの舞台づくりは今回で3回目だが、過去の2回は雨で旧平塚分校での開催になってしまい、今回も1週間前の天気予報は雨模様で心配していた。昨夜までの雨が上がり、初めてベースキャンプで音楽会を実施できる。森の中での生の音楽を堪能してほしい」と述べましたように、舞台づくりの人たちの努力がようやく日の目を見ることができました。
天気の回復や舞台づくりの努力、参加者の期待に応えるように、3組の出演者の歌や演奏は素晴らしいものでした。「森の中で生の音楽を聞いて感動した」、「来年もまたやってほしい」等の声が多くありました。
最初に登場したのが中島諒さん(東京藝大2年)でサックスフォーンを演奏し、会場に来た人たちを魅了させました。ピアノ伴奏は、黒岩航紀さん(東京藝大2年)でした。中島さんは、18歳のときベルギーでの国際コンクールでも高い評価を受けたとの話を裏付ける演奏でした。中島さんは、最後に「千の風になって」を歌い、歌の素質も豊かであることを披露しました。
次に、成田市で活動する「オカリナ・風音」が、森の音楽会に3年ぶりに登場し、前回同様、赤とんぼやもみじ等おなじみの曲を演奏しました。生演奏で、マイクを使わなかったため、他の出演者との比較で少し迫力不足の面がありました。今後工夫が必要と思い、風音さんには申し訳なく思いました。
最後に、「歌の力で日本全国にハッピーを届けよう」を合言葉に、全国で「ホスピタルライブ」を展開する松尾貴臣さんが登場し、昨年6月に長崎市で行われた「龍馬の歌音楽祭」にてグランプリを受賞した「アカツキ」、千葉県の①地球温暖化防止と生物多様性保全、②日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会 in 千葉のイメージソング等以下の8曲を歌いました。
1 喜びの歌
2 アカツキ
3 花(カバー)
4 Save the Earth Save the Future~今、僕らにできること~
5 きみに読む物語
6 絆
7 なごり雪(カバー)
8 四季の歌
迫力のある声量、メッセージ性のある歌詞に会場は魅了されました。松尾さんにまた来てもらったらという声もありました。
森の音楽会に来ていただいた方、音楽会成功に向けご協力いただいた方、本当にありがとうございました。
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コメント
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室内でも感心する音楽会ですが、秋晴れの檜と竹に囲まれた林の中ですから観客はもちろんのこと、演奏者も気持ちよく演奏して、実力を十分に発揮したと感じました。若い中島くんはサックスの音色と技巧だけでなく、歌手として才能を感じました。今後の飛躍が十分に期待できる力量だと思います。松尾くんはシンガー・ソング・ライターとして歌唱力だけでなく、その創作力にも思わず引き込まれました。長崎出身の福山雅治に続く大型歌手として期待ができ、坂本竜馬の服装で福祉施設を回っていることも好感が持てます。大学を出て修行時代4年だそうですが、目指す紅白歌合戦への出場があるかという予感を抱かせます。彼も近いうちに大ブレークする予かもしれません。できたら来年も呼んでみたい歌手ですね。オカリナ演奏はマイクを使わないので、響きが弱かった気がします。
投稿: 緑の | 2011年11月13日 (日) 19時51分